2007年08月02日

私なりに考えた参議院選挙

今回の第21回参議院選挙、民主党の圧勝という結果になりましたがどうもすっきりしません。

大きな流れに身を任せて随分と稚拙な理由で民主党に投票した人が多いように感じます。

 

有権者は一票では、細かい注文はつけられないから、一票でできる最も効果的な意思表示を行おうと思っているはずです。 だから、極端な答えが返ってくる。(日経BPコメント欄より)

 

という話なら理解できますけれども。

目の前のニンジンに飛び付いてしまった人が多いのね、と。
Irregular Expressionさんの言葉を引用させていただきました。下記で紹介。)

お灸を据える為

自民党から民主党に一票を投じた理由をテレビのインタビューで答えてる人達に何か疑問を覚えます。

他にも考えなければいけない問題が多々ある筈なのに、「不祥事が多かったからお灸を据える為に」。

痛いのが「安倍首相が嫌いだから」。

この様にインタビューに答えた人は一体何を考えているのでしょうか。
(放送するのもどうかと思いますが)

TVで見聞した断片的な映像、言葉でこの様に認識しているのでしょう。

可哀想に。

私の周りでもそう言った意見を持っている人がいました。

その人に「なぜ?」って聞くと返答はとても抽象的でした。

TV等で毎日毎日年金の話と、大臣の不祥事の話ばかりされていたら、イメージで嫌いになるのも分かりますが、本当に残念です。

雑誌でもありました。

「首相はインタビューに答える時にテレビカメラを意識しすぎだ、気持ち悪い。」

それと政策がどの様に関係が有るのですか?また、それを雑誌と言う影響力のある媒体を通して発信する事に何の意味があるのですか?

「こてこての国家主義者だから」「選挙前に強行採決を行ったから」等々、嫌いになる理由があるのも確かですけどね。

他に争点になるべき重要な問題

一体どの程度の国民が政策を理解して投票してるのか気になります。

どのキー局もこぞって同じ放送を繰り返していましたが、もっと世の中の人達に知らしめないといけない争点が沢山あったはずではないのですか?

 

忘れていませんか?
  1. マニフェストを守れたのか(政権与党)
  2. 800兆円に及ぼうとする国債や地方債をどうするのか
  3. 世界を巻き込んでいる、地球環境の問題
  4. 6カ国協議の問題
  5. 教育問題
  6. 憲法改正の問題
  7. FTAなどの農業政策

参考
争点なき参院選に絶望した財務省若手官僚からの電話
2007参議院選挙特集 - 投票に役立つマニフェスト

 


あなた方は直接自分に降りかかる年金問題が解決されたら他の問題はどうでもいいのですか?
民主党だからって別に年金を守ってくれる訳ではないのに。

民主党が、年金を消えさせた張本人=自治労の親玉相原久美子氏をトップで当選
Irregular Expression: 羊頭狗肉民主党

・・・ほらね。

マスメディアによる暴走する正義感が不祥事ばかりを取り沙汰し、大きな流れを作ってしまい大事な論点を見失わせている気がします。

本当なら選挙前日(当日)の「朝まで生テレビ」ぐらい有識者が集まって討論している様子なんかを見て、それぞれの政党の違いを見極め投票するべきだと私は考えます。

自政党の政策の欠点を顕にしない政見放送なんか見ても、知識の乏しい人間には全てが同じ様に聞こえ、全てが耳障りの良い話に聴こえると思います。

街頭演説は認知度上げる為のもので、候補者が熱く語っていればそれだけで政策の欠点を見失ってしまいます。

やはり政治というな学問を積んでいない私は、討論の様子をインターネットやテレビ等の媒体を使ってもっと積極的に行って欲しいと感じます。

そうやって簡単な切り口から政治への関心を深めるべき(or ことのできる)国民は多いのではないでしょうか。

選挙後の分かれる社説 - 首相の去就

新聞ではどうでしょうか。

社説では確かに知識のある方が執筆されているはずなので、良い意見が聞けるかもしれませんが、一紙だけしか読まなければ非常に偏った意見を鵜呑みにする危険があるし、記者クラブ内で好ましくない情報のやりとりが行われているかもしれません。(政治の話にかかわらず / あくまで記者クラブを問題視している人の意見を聞いてちょっと気になっているだけなのであまり突っ込まないで下さい。)

そこで「首相の去就について」各社の社説を纏めた記事がありましたので参考にしてみます。

 

解散派
  • 朝日新聞

    1面には「辞任に値する審判」と題したコラムを掲載し、社説では「民意に背く続投表明」という中見出しを立て、今後の政局運営の困難さを指摘。「首相は1日も早く自らの進退にけじめをつける必要がある」と結び、暗に辞任を求めている。

  • 西日本新聞

    社説に「民意は安倍政権を見限った」との見出し。本文中には「敗北の責任は、やはりトップが引き受けねばならない。それが筋である。安倍首相は地位に恋々とすることなく、自ら身を引くべきだろう」と、直接的な表現で辞任を求めている。
  • 東京新聞

    「『私の内閣』存立難しく」との社説を掲げ、「首相にも要望する。あなたはいまだ総選挙の洗礼を受けていない。ぜひ、速やかな政権選択選挙を」
  • 信用ならない北海道新聞

    「政権をかけて戦うのはあくまで衆院選だと言うのなら、国民は総選挙を求めるしかない。首相は早期に衆院を解散し、国民の信を問うのが筋だ」
  • 毎日新聞

    「衆院の早期解散で信を問え」

 

衆議院を解散させて、結果どうしたいのか良く分かりません。

いたずらに混乱を起こして何がしたいのでしょうか?(税金も無駄です。)

また、間違いなく大事な政策は置いてかれます。

本気で考えているなら、民主党(野党)の政策について、多数の議席獲得を踏まえての論評でもしてくれればいいのに。

 

これから派
  • 日経新聞

    社説では「有権者の厳しい審判を厳粛に受け止め、謙虚な政権運営を心がける必要がある」とする一方で、参院で第1党に躍り出た民主党に対しては「国会で何でも反対の方針をとったり、いたずらに政局を混乱させるような行動はとるべきでない。そのような無責任な態度は有権者の失望を招くだけである」
    とクギを刺してみせた。

  • 読売新聞

    続投への決意を実現させるためには「選挙の審判を重く受け止め、民主党との協調も模索しつつ、態勢の立て直しを図らねばならない」と、続投を前提に、速やかな態勢の立て直しを求めている。
  • 産経新聞

    「民主党の責任は大きい」という大見出しを立て、与党敗因の分析よりも、民主党に対する、これからの議会運営について注文を付ける内容の方が目立った。

参考
朝日VS日経・読売・産経 安倍続投めぐり社説分かれる

 

「企業のTOPだったら責任取るのは当たり前」

こんな事を言う方が多いように感じますが、企業ではないですよね。

こんなに赤字の企業が存在できるわけがありません。

利潤の追求されたら困ります。

引き合いに出すこと自体滑稽に感じますよ。

 

橋本元総理の参院選敗退は、私は基本的に経済政策のミスによるものだろうと思っていたし、私は日本人というのは利に聡く、経済面で大きな失策がなければそれほど政権への打撃はないものだと考えている。年金問題についてはすでに言われているように民主党に解決の秘策があるわけではないし、憲法改正問題は私には悪いジョークのようにしか思えない。では、今回の参院選の結果は日本人が現政権の経済政策にNO(否)を言ったかというと、地方からは大きなNOが出たことは確かだろう。だがそれは多分に地方からのルサンチマンに近く、日本経済のステークホルダーたちにどの程度影響をもたらすかといえば、それほど大したことはないだろう。大企業の活動は円安によって好調だ。なので、経済政策面で安倍続投というのは無言に概ね支持されているのではないか。

極東ブログ: 2007年参院選、雑感

 

年金問題ばかりに気をとられていると、違う見方ができなくなっちゃうんですよね。

極東ブログさんの言っている経済政策面から見たらむやみやたらに「総選挙!!」なんて言えない気がします。
(コメント欄で国民の可処分所得の右肩下がりは解消されていません。これが最大の敗因でしょう。と反論を受けていますが、そこは今回の選挙の結果に殆ど寄与していないと私は思います。今回は年金以外の政策は置いていかれた選挙なのですから。)

最後にもうふたつ

  • 有権者になってから間もない私、政治に興味を持って間もない私がこの程度考えられるのだから、もっとまともな意見を言える人が多くてもいいかなと感じます。
  • 私は外国人参政権を認めようとしている政党と、政教分離できていない政党だけは第一与党にしてはいけないと思っています。

選挙の時だけではなく、普段から興味持たないと駄目ですね。

Posted by ; poooooon 2007年08月02日 00:45

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